2007年3月25日 能登半島地震(M6.9)

2007年3月25日9時42分に、能登半島沖を震源とするMj6.9の地震が発生しました。 この地震により、石川県七尾市、輪島市、穴水町での震度6強をはじめ各地で強い揺れが観測されました。東北大学地震・噴火予知研究観測センターでは、震源域の地殻構造や余震活動を調査するため、能登半島地震合同観測グループの一員として、5箇所の地震観測点を設置しました。

臨時観測点配置

震源データは気象庁一元化震源,地形データは「数値地図50mメッシュ(標高)」(国土地理院)によります。

新潟県佐渡観測点における波形モニタ記録

2007年3月25日00時00分および3月26日00時00分より24時間の波形を示します。左軸は24時間表示での時間で1トレースは10分の波形を示します。25日9時42分の本震(上図,中央付近),18時11分のM5.3の余震(上図,下から1/3程度の場所),26日7時16分のM5.3の余震(下図,上から1/3程度の場所)など主な地震による波が見えます。

DDトモグラフィーによる断層近傍の地震波速度構造

謝辞

本観測に際しては、石川県の地元の方々のご協力を賜りました。記して感謝いたします。

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