2016年 熊本地震

熊本県熊本地方において、2016年4月14日21時26分にM6.5、4月16日1時25分にM7.3の地震が発生しました。今回の地震でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様方に心からお見舞い申し上げます。東北大学地震・噴火予知研究観測センターでは、熊本地震合同観測グループの一員とし て、九州大学、鹿児島大学、京都大学、名古屋大学、弘前大学、北海道大学、東京大学地震研究所と協力して、地震・GNSS観測点を設置しました。この観測は震源域の地殻 構造や余震活動,余効変動等を調べることにより、この地震の発生に至る過程を明らかにして、将来の大地震の発生予測に役立てることを目的としています。
[2016/4/27]

臨時観測概要

stnmap

図1.東北大学が設置した観測点の分布と地震活動
地震観測点のオンラインはリアルタイムに記録を伝送している点、オフラインは現地で収録している点を示します。丸は2016年4月14日0時0分から4月17日23時59分の東北大学の自動処理による震央を、深さ20 km以浅、マグニチュード2.5以上の地震について示します。

station

図2.設置した臨時地震観測点の一例
地震計(地中)、記録装置(ブルーシートで覆われた箱)、時刻較正用のGPSアンテナ(ピンクのひもがついた棒の先端)などより構成されています。

参加者名簿:(4/27現在)
東・太田・海田・鈴木・高木・出町・中山・平原・山本
松澤・三浦・内田・岡田
江本・中原・小園

謝辞

臨時観測の観測点設置にあたって便宜を図っていただいた皆様、熊本地震合同観測グループの皆様に感謝いたします。

関連情報

関係機関