2003年10月31日10時6分に、福島県沖を震源とするMj6.8の地震が発生しました。この地震は沈み込む太平洋プレートの境界で発生したものと考えられます。
学術誌に投稿された研究成果[2006/9/13 掲載]
- 内田直希・松澤暢・三浦哲・平原聡・長谷川昭, 2006, 小繰り返し地震解析による宮城・福島県沖プレート境界の準静的すべり, 地震2, 投稿中
本震発生後から11時30分までの震央分布
P波初動の押し引き分布によるメカニズム解
宮城県沖周辺の最近の地震活動
図3.10月31日の地震は赤丸印。
Repeating earthquakes の発生頻度の分布
図4.10月31日の地震は赤丸印。
アスペリティ分布,バックスリップ分布
図5.10月31日の地震は赤丸印。
釜石沖光ケーブル式海底津波計(東大・地震研)で記録された津波
図6.横軸は10月31日10時から11時までの1時間,縦軸は相対的な海面の高さ(cm)を示します。
10時26分頃からの変動が津波を示します。約17分後の10時43分頃から,宮城県鮎川では津波が観測されています。