2015年 プレスリリース

蔵王山周辺で人工地震地下構造探査を実施[2015/10/2]

 東北大学大学院理学研究科地震・噴火予知研究観測センター三浦哲教授(災害科学国際研究所兼務)らの研究グループでは、蔵王山の火山活動の理解と火山災害の軽減に向けた基礎的データの取得を目的として、蔵王山周辺において人工地震を用いた地下構造探査を実施します。この構造探査は、平成25年11月に科学技術・学術審議会により建議された「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」に基づき、全国の大学が参加して行うものです。蔵王山の地下構造を詳細に調べることにより、火山性地震の震源決定の高精度化や地下の熱水分布の解明など、蔵王山の火山活動・活動推移把握に不可欠な情報を得ることが出来ます。