2011年東北地方太平洋沖地震の震源域周辺の地震前のプレート間カップリング率を小繰り返し地震を用い推定した.
震源域は,高いカップリング率を示し,特に海溝近傍の高カップリング域でのすべりが津波に寄与した可能性がある.
一方,その深部,南部,北西部は低カップリング率を示し,地震性すべりの拡大を止めた可能性が示唆された.
また,震源域のカップリング率等から,M9の繰り返し間隔は260-880年と推定された.
右図/太平洋プレート上面のカップリング率(カラー).コンターはIinuma et al., 2011による地震時すべり分布.
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