臨時地震観測関連

臨時稠密地震観測網による余震分布

臨時観測点(■)と震央距離20km以内の観測点を用いた併合処理によります(期間:7/26 17:00-8/3 14:00 M≧2)。北側と南側で余震の並びの走向が異なっています。(以下の解析では,気象庁および防災科学技術研究所の観測点によるデータを使用しました。)

メカニズム解の空間分布

深さ5kmと7kmの余震のメカニズム解を下半球等積投影法で示します。前震(M5.5)と本震(M6.2)のP波初動によるメカニズム解とモーメントテンソル解を下図に示します。北側の余震と南側の余震のメカニズム解に明らかな相違が見られます。震源域の南側の余震のメカニズム解は前震・本震のP波初動解と類似しており,北側に発生した余震のメカニズム解は本震のモーメントテンソル解と類似しています。

地震観測点の配置図

矢本の連続記録例(28 18:00-29 18:00)