2005年11月15日 三陸沖の地震(M7.1)

2005年11月15日6時39分に、三陸沖を震源とするMj7.1の地震が発生しました。東北大学地震・噴火予知研究観測センターによる、この地震の震源(暫定値)は以下のとおりです。ただし、震源の深さに関しては、震源が沖合いのため十分な精度が確保できていません。

震源時:2005年11月15日 6時38分49.4秒 緯度:38.01° 経度:145.17° 深さ:94km

本震の震源位置

図1 震源位置(星印).震源決定には北海道南東部から、関東地方北部にかけての防災科学技術研究所・東北大学・北海道大学・東京大学の地震観測点の読み取り値を用いました。背景の海底地形データは海上保安庁によります。今回の地震は,日本海溝の東側の太平洋プレート上にみられる地塁地溝地形の東縁付近で発生しました。

震央付近の海底地形

図2 白鳳丸 KH05-03 航海 (2005年10月) で取得した震央近傍のシービームによる海底地形. 東北大学(星印)、気象庁(四角印)及び米国地質調査所(丸印)による震央の位置と米国地質調査所による発震機構解を同時に示します。黒の3つの丸は東北大学の海底地殻変動観測点(「東北大学の海底基準局」). なお、気象庁の震源(「2005年11月15日06時39分頃の三陸沖の地震の震源要素について 」)と米国地質調査所の震源及び発震機構解(「USGS Fast Moment Tensor Solution」)はwebページ上の資料によりました。